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片山
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かたやま
ふりがな文庫
“
片山
(
かたやま
)” の例文
彼女
(
かのぢよ
)
は、
片山
(
かたやま
)
一人
(
ひとり
)
を
得
(
う
)
る
爲
(
ため
)
には、
過去
(
くわこ
)
の一
切
(
さい
)
を
棄
(
す
)
てた。
肉親
(
にくしん
)
とも
絶
(
た
)
たなければならなかつた。もつとも、
母親
(
はゝおや
)
は
實母
(
じつぼ
)
ではなかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
子等
(
こら
)
が
名
(
な
)
に
懸
(
か
)
けのよろしき
朝妻
(
あさづま
)
の
片山
(
かたやま
)
ぎしに
霞
(
かすみ
)
たなびく 〔巻十・一八一八〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「
片山
(
かたやま
)
氏は……
玲子
(
れいこ
)
と間隔をあけるやうに、なるべく早足に歩かうとした。だが、玲子は、そのスラリと長い脚で……片山氏が、離れようとすればするほど寄り添つて、すれずれに歩いた」
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
それから
彼女
(
かのぢよ
)
は
毎晩
(
まいばん
)
、
惡夢
(
あくむ
)
を
見
(
み
)
た。
片山
(
かたやま
)
が
後手
(
うしろで
)
に
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げられて
上
(
うへ
)
から
吊
(
つ
)
るされてゐる、
拷問
(
がうもん
)
の
夢
(
ゆめ
)
である。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
は、
片山
(
かたやま
)
の
同志
(
どうし
)
のK
氏
(
し
)
の
家
(
うち
)
に
身
(
み
)
を
寄
(
よ
)
せて、
彼
(
かれ
)
の
居所
(
ゐどころ
)
を
搜
(
さが
)
してゐたが、その
彼
(
かれ
)
が、I
刑務所
(
けいむしよ
)
の
未決監
(
みけつかん
)
にゐると
判
(
わか
)
つたのは、
行方不明
(
ゆくへふめい
)
になつてから、
半年
(
はんとし
)
もの
後
(
のち
)
だつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“片山”で始まる語句
片山津
片山里
片山家
片山潜
片山邸
片山雉
片山兼山
片山八重藏