トップ
>
爭
>
いか
ふりがな文庫
“
爭
(
いか
)” の例文
新字:
争
足
(
た
)
し出たる
後
(
のち
)
に
淨水
(
てうづ
)
に
困
(
こま
)
る
節
(
をり
)
から
斯々
(
かく/\
)
の娘を見染ぬ世に二個となき美人なれば
漫
(
そゞろ
)
に戀しく思ひつゝ
此美婦人
(
このびふじん
)
に
比
(
くら
)
ぶれば櫻も
爭
(
いか
)
で物かはと花見を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
況
(
いはん
)
や好惡の念強かりしシヨオペンハウエルが如きもの、若くは僻境に居りて經驗少かりけるカントが如きもの、
爭
(
いか
)
でか偏僻頑陋と看做されざらむ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
手に白刃を拔き持ちてかの女房を逐ひ
郤
(
しりぞ
)
け、大音に呼びけるやう。物にや狂ふ、
女子
(
をなご
)
、
聖母
(
マドンナ
)
爭
(
いか
)
でか汝が
援
(
たすけ
)
を求めん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
この顯象世界の中、
爭
(
いか
)
でか是非なきことを得べき。佛家はこれを體象力といひ、ハルトマンはこれを質用といふ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
さらずば、君は始より
眞成
(
まこと
)
にベルナルドオを愛せざりしか。君が唇のベルナルドオの
額
(
ぬか
)
に觸れしをば、われ猶記す。君
爭
(
いか
)
でかベルナルドオを愛せざらん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
もて身の
營業
(
なりはひ
)
となすものが
爭
(
いか
)
で左樣な惡き事に
荷擔
(
かたん
)
致して
濟
(
すむ
)
可きかは此
儀
(
ぎ
)
御賢察
(
ごけんさつ
)
を
希
(
こひねが
)
ふと口には
立派
(
りつぱ
)
に言物から
意
(
こゝろ
)
の中には
密計
(
みつけい
)
の早くも
顯
(
あらは
)
れ夫ゆゑに弟は
最期
(
さいご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人の腦髓のかくまで淺はかなる事を弄ぶことを嫌はざるは、げに怪しき限ならずや。嗚呼、我とても
爭
(
いか
)
でかことさらに此の如き事のために、我腦髓を役せんや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
恭々敷
(
うや/\しく
)
正面
(
しやうめん
)
の
床
(
とこ
)
に
飾
(
かざ
)
り
悠々
(
いう/\
)
として
控
(
ひか
)
へたり大膳左京の兩人は
斯
(
かゝ
)
こととは
爭
(
いか
)
で知るべき盃の數も
重
(
かさ
)
なりて早十分に
醉
(
ゑひ
)
を發し今は
好
(
よき
)
時分
(
じぶん
)
なり
率
(
いざ
)
や
醉醒
(
ゑひざめ
)
の仕事に掛らんと兩人は
剛刀
(
だんびら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
爭
部首:⽖
8画
“爭”を含む語句
競爭
爭鬪
戰爭
爭論
日露戰爭
言爭
日清戰爭
競爭者
物爭
生存競爭
爭氣
爭端
爭議
爭鬩
日露戰爭後
相續爭
競爭品
紛爭
論爭
鬪爭
...