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煤竹
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すゝたけ
ふりがな文庫
“
煤竹
(
すゝたけ
)” の例文
掛け
宰領
(
さいりやう
)
二人づつ
跡
(
あと
)
より
麻上下
(
あさがみしも
)
にて
股立
(
もゝだち
)
取
(
とり
)
たる
侍
(
さむら
)
ひ一人是は
御長持
(
おながもち
)
預
(
あづか
)
りの役なり
續
(
つゞ
)
いて
金御紋
(
きんごもん
)
の
先箱
(
さきばこ
)
二ツ
黒羽織
(
くろはおり
)
の
徒士
(
かち
)
八人
煤竹
(
すゝたけ
)
羅紗
(
らしや
)
の
袋
(
ふくろ
)
に白く
葵
(
あふひ
)
の御紋を
切貫
(
きりぬき
)
し
打物
(
うちもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勘次
(
かんじ
)
の
家
(
いへ
)
を
包
(
つゝ
)
んだ
火
(
ひ
)
は
屋根裏
(
やねうら
)
の
煤竹
(
すゝたけ
)
を一
時
(
じ
)
に
爆破
(
ばくは
)
させて
小銃
(
せうじう
)
の
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
を
立
(
た
)
てた。
其
(
そ
)
の
響
(
ひゞき
)
は
近所
(
きんじよ
)
の
耳
(
みゝ
)
を
驚
(
おどろ
)
かした。
其
(
そ
)
の
人々
(
ひと/″\
)
が
驅
(
か
)
けつけた
時
(
とき
)
は
棟
(
むね
)
はどさりと
落
(
お
)
ちて、
疾風
(
しつぷう
)
の
力
(
ちから
)
を
凌
(
しの
)
いで
空中
(
くうちう
)
遙
(
はるか
)
に
焔
(
ほのほ
)
を
揚
(
あ
)
げた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“煤竹”の解説
煤竹(すすだけ)とは、古い藁葺き屋根民家の屋根裏や天井からとれる竹のこと。100年から200年以上という永い年月をかけ、囲炉裏の煙で燻されて自然についた独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴。煙が直接当たっている部分は色濃く変色しているが、縄などが巻かれて直接煙が当たらなかった部分は変色が薄く、ゆえに1本の竹に濃淡が出て美しい表情をもつ。昨今は煤竹そのものの数が希少傾向にあり、価格は1本で数十万円以上することも普通である。
(出典:Wikipedia)
煤
漢検準1級
部首:⽕
13画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
“煤竹”で始まる語句
煤竹色
煤竹売
煤竹筒