煤竹すゝたけ)” の例文
掛け宰領さいりやう二人づつあとより麻上下あさがみしもにて股立もゝだちとりたるさむらひ一人是は御長持おながもちあづかりの役なりつゞいて金御紋きんごもん先箱さきばこ二ツ黒羽織くろはおり徒士かち八人煤竹すゝたけ羅紗らしやふくろに白くあふひの御紋を切貫きりぬき打物うちもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勘次かんじいへつゝんだ屋根裏やねうら煤竹すゝたけを一爆破ばくはさせて小銃せうじうごとひゞきてた。ひゞき近所きんじよみゝおどろかした。人々ひと/″\けつけたときむねはどさりとちて、疾風しつぷうちからしのいで空中くうちうはるかほのほげた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)