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焼
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たき
ふりがな文庫
“
焼
(
たき
)” の例文
旧字:
燒
○さるほどに
妻
(
つま
)
は
家
(
いへ
)
にかへり
炉
(
ろ
)
に火を
焼
(
たき
)
たて、あたゝかなるものくはせんとさま/″\にしつらへ
待居
(
まちゐ
)
たりしに、時うつれども
皈
(
かへ
)
りきたらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
翁のゆきし後、火は
紅
(
くれない
)
の光を放ちて、
寂寞
(
じゃくばく
)
たる夜の闇のうちにおぼつかなく燃えたり。夜更け、潮みち、童らが
焼
(
たき
)
し火も旅の翁が足跡も
永久
(
とこしえ
)
の波に消されぬ。
たき火
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
着古しの
平常衣
(
ふだんぎ
)
一つ、何の
焼
(
たき
)
かけの
霊香
(
れいきょう
)
薫ずべきか、泣き寄りの
親身
(
しんみ
)
に一人の
弟
(
おとと
)
は、有っても無きに
劣
(
おと
)
る
賭博
(
ばくち
)
好き酒好き、
落魄
(
おちぶれ
)
て相談相手になるべきならねば頼むは親切な
雇婆
(
やといばば
)
計
(
ばか
)
り
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
炉
(
ろ
)
には
柱
(
はしら
)
にもなるべき木を
惜気
(
をしげ
)
もなく
焼
(
たき
)
たつる
火影
(
ほかげ
)
に
照
(
てら
)
すを見れば、末のむすめは
色黒
(
いろくろ
)
く
肥太
(
こえふと
)
りて
醜
(
みにく
)
し。をり/\
裾
(
すそ
)
をまくりあげて虫をひらふは見ぐるしけれど
恥
(
はぢ
)
らふさまもせず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“焼”を含む語句
火焼
焼麺麭
焼酎
焼火
生焼
焼畑
夕焼
蒲焼
素焼
焼餅
焼刃
岡焼
高麗焼
焼死
焼棄
焼焦
焼痕
焼捨
類焼
鯛焼
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