“無器用”の読み方と例文
読み方割合
ぶきよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、気弱なほおが月のようにはにかんでいる。無器用ぶきよう小供こどものように卒直に歩く——実は長い洋行後駒下駄こまげたをまだ穿れて居ないのだ。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
与八は、やっとのことで縁側へ腰をかけ、無器用ぶきような手つきをして、恐る恐る茶碗を取り上げておしいただきます。
勘次かんじしもしろ自分じぶんには往來わうらいると無器用ぶきようくぬぎはやしかれくべきかたしたがつてみち沿うてつらなつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)