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滅
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け
ふりがな文庫
“
滅
(
け
)” の例文
故
(
ことさ
)
らに
迹
(
あと
)
を
滅
(
け
)
さんと、きりこみし人々、皆其刀を
礪
(
と
)
がせし中に、一瀬が刀の
刃
(
は
)
二個処いちじるしくこぼれたるが、臼井が短刀のはのこぼれに
吻合
(
ふんごう
)
したるより
露
(
あら
)
われにき。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
我が持てる燭も、人に觸れさせじとする骨折は其甲斐なくて、打ち
滅
(
け
)
さるゝこと
頻
(
しきり
)
なりければ、われ餘りのもどかしさに、智慧ある人は我に
倣
(
なら
)
へよと叫びつゝ、柄ながらに投げ棄てつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
十字路で約束通り相良十吉を拾い上げるようにして車内へ入れると、運転手に命じて
灯火
(
あかり
)
を
滅
(
け
)
させ急速力を出させた。
行手
(
ゆくて
)
は
烏山
(
からすやま
)
の中央天文台、暗闇の中に夜光時計は七時二十分前を示す。
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
女らしいぞと口の中で
独語
(
つぶやき
)
ながら、誰だ女嫌ひの親分の所へ今頃来るのは、さあ這入りな、とがらりと戸を引き退くれば、
八
(
は
)
ッ
様
(
さん
)
お世話、と軽い挨拶、提灯吹き
滅
(
け
)
して頭巾を脱ぎにかゝるは
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
杉なる火の車は影を
滅
(
け
)
した。
寂寞
(
せきばく
)
として一層もの
凄
(
すご
)
い。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
日の入ると共に最後の燭は吹き
滅
(
け
)
されて、讀誦は全く果てたり。暗黒は審判の圖の全面を覆へり。絲聲肉聲は又湧きて、世の
季
(
すゑ
)
の審判の喜怒哀樂皆洋々たる音となりつゝ、われ等の頭上を漲り過ぐ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
女らしいぞと口の
中
(
うち
)
で
独語
(
つぶやき
)
ながら、誰だ女嫌いの親分のところへ今ごろ来るのは、さあはいりな、とがらりと戸を引き
退
(
の
)
くれば、八ッさんお世話、と軽い挨拶、提灯吹き
滅
(
け
)
して頭巾を脱ぎにかかるは
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“滅(滅日)”の解説
滅日(めつにち)は、太陰太陽暦における暦注の1つ。滅と略する場合もある。
(出典:Wikipedia)
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“滅”を含む語句
滅亡
滅法界
滅法
滅相
破滅
滅茶々々
滅切
滅多
滅茶滅茶
滅茶苦茶
滅茶
磨滅
寂滅
罪滅
幻滅
滅却
絶滅
罪障消滅
殲滅
湮滅
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