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洋館
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やうくわん
ふりがな文庫
“
洋館
(
やうくわん
)” の例文
いま
此
(
こ
)
のバラツク
建
(
だて
)
の
洋館
(
やうくわん
)
に
對
(
たい
)
して——こゝに
見取圖
(
みとりづ
)
がある。——
斷
(
ことわ
)
るまでもないが、
地續
(
ぢつゞ
)
きだからといつて、
吉良邸
(
きらてい
)
のでは
決
(
けつ
)
してない。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
意味
(
いみ
)
で、
狹
(
せま
)
い
路次
(
ろじ
)
の
奧
(
おく
)
にあつた、
木造
(
もくざう
)
の、あのささやかな
洋館
(
やうくわん
)
は
日本麻雀道
(
にほんマアジヤンだう
)
のためには
記念保存物
(
きねんほぞんぶつ
)
たる
價値
(
かち
)
を
持
(
も
)
つてゐるかも
知
(
し
)
れない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
廢
(
すた
)
れた
洋館
(
やうくわん
)
の空氣の
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
風鈴屋
(
ふうりんや
)
でも
通
(
とほ
)
る
事
(
こと
)
か。——
振返
(
ふりかへ
)
つた
洋館
(
やうくわん
)
をぐわさ/\とゆするが
如
(
ごと
)
く、
貨物車
(
くわもつしや
)
が、
然
(
しか
)
も
二臺
(
にだい
)
。
私
(
わたし
)
をかばはうとした
同伴
(
つれ
)
の
方
(
はう
)
が
水溜
(
みづたまり
)
に
踏
(
ふ
)
みこんだ。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
銀行
(
ぎんかう
)
を
横
(
よこ
)
にして、
片側
(
かたがは
)
は
燒
(
や
)
け
原
(
はら
)
の
正面
(
しやうめん
)
に、
野中
(
のなか
)
の
一軒家
(
いつけんや
)
の
如
(
ごと
)
く、
長方形
(
ちやうはうけい
)
に
立
(
た
)
つた
假普請
(
かりぶしん
)
の
洋館
(
やうくわん
)
が
一棟
(
ひとむね
)
、
軒
(
のき
)
へぶつつけがきの(
川
(
かは
)
)の
字
(
じ
)
が
大
(
おほ
)
きく
見
(
み
)
えた。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“洋館(
西洋館
)”の解説
西洋館(せいようかん)とは、開国から第二次世界大戦までの時代に、日本で建設された、西洋の建築様式を用いた建物である。主として住宅を指す。洋館や洋風建築ともいう。なお、神戸では、幕末期から明治期に建築された西洋館を「異人館」と呼び、大正期から戦前昭和期に建築された西洋館を「洋館」と呼んで区別している。
(出典:Wikipedia)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
館
常用漢字
小3
部首:⾷
16画
“洋館”で始まる語句
洋館造