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死様
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しによう
ふりがな文庫
“
死様
(
しによう
)” の例文
旧字:
死樣
もと/\お前の為に家出をしてこんな
死様
(
しによう
)
をしたのだからお前
何卒
(
どうぞ
)
お線香の一本も上げて回向をしてやっておくれ
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「もう四
半刻
(
はんとき
)
も前に人をやったが、何んとも返事がありません。跡取がこんな
死様
(
しによう
)
をしたことが世上の噂に上ると、家名に拘わるとでも思って居るんだろう」
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
人間として衝突は自然の約束であります。先生もよく/\思い込まるればこそ、彼
死様
(
しによう
)
をされた。
而
(
そう
)
して
偽
(
いつわ
)
ることを
得
(
え
)
為
(
せ
)
ぬトルストイ家の人々なればこそ、彼
争
(
あらそい
)
もあったのでしょう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
怪しき
死様
(
しによう
)
遊ばしたが、そんなら得三、おのれがかい。「おう、
我
(
おれ
)
だ。驚いたか。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
妾
(
あたし
)
を捨てて逃げるような料見だから、お前さんは一生涯
碌
(
ろく
)
なことは無い。
終局
(
しまい
)
には
必然
(
きっと
)
酷
(
むご
)
い
死様
(
しによう
)
をするよ。」と、お杉は鬼のような顔をして、常に夫を呪った。重蔵は
愈
(
いよい
)
よお杉に飽いた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
へえ
私
(
わたし
)
も茂之助の忰であります、母と
妹
(
いもと
)
は村上松五郎とお瀧の為に
彼様
(
あん
)
な非業の
死様
(
しによう
)
を致しましたのは、親父が間違えて
母親
(
おふくろ
)
を殺したんでございますが、実に驚きまして途方に暮れ
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と有合わした小遣を遣り、子供を抱いたり
負
(
おぶ
)
ったり致して、番頭立合で往って見ると、なさけなき
死様
(
しによう
)
だ、常に
落著
(
おちつ
)
きまして中々切腹する様な人では無いが、何う云う訳か頓と分らない。
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでも何かお瀧と云うものを
尊宅
(
あなた
)
へお連れ帰りなすって、目を掛けお使いなすった処が、其の者が案外
盗賊
(
どろぼう
)
で、これこれいうお尋ね者ゆえ、あゝ云う
死様
(
しによう
)
をするのも天罰だと仰しゃったが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私もその支度もし、別に抱えも仕たいと思うからそれに
当箝
(
あては
)
め、借金も返す約束に成っている処が、ぽかりと外れてしまった実に困ったのサ、だがね何うしてあの方があんな
死様
(
しによう
)
を為すったろう
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
作「三藏かえ、
彼
(
あれ
)
はね
婆
(
ばア
)
さまが死んだから其の白骨を本当の紀州の高野へ納めに往くって、
祠堂金
(
しどうきん
)
も沢山持ってる様子だ、お累さんもあゝいう
死様
(
しによう
)
をしたのも
矢張
(
やっぱり
)
お
前
(
めえ
)
ら二人でした様なものだぜ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“死”で始まる語句
死
死骸
死人
死屍
死際
死霊
死去
死亡
死別
死刑