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桔梗色
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ききやういろ
ふりがな文庫
“
桔梗色
(
ききやういろ
)” の例文
……
婦
(
をんな
)
は、
薄色縮緬
(
うすいろちりめん
)
の
紋着
(
もんつき
)
の
單羽織
(
ひとへばおり
)
を、
細
(
ほつそ
)
り、
痩
(
やせ
)
ぎすな
撫肩
(
なでがた
)
にすらりと
着
(
き
)
た、
肱
(
ひぢ
)
に
掛
(
か
)
けて、
濃
(
こ
)
い
桔梗色
(
ききやういろ
)
の
風呂敷包
(
ふろしきづつみ
)
を
一
(
ひと
)
ツ
持
(
も
)
つた。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
葉は地中海の
桔梗色
(
ききやういろ
)
と
群青
(
ぐんじやう
)
とを盛り重ね
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
桔梗色
(
ききやういろ
)
手ぶくろ
(新字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
丈
(
たけ
)
より
高
(
たか
)
い一
面
(
めん
)
の
雑草
(
ざつさう
)
の
中
(
なか
)
に、
三本
(
みもと
)
、
五本
(
いつもと
)
また
七本
(
なゝもと
)
、
淡
(
あは
)
い
紫
(
むらさき
)
の
露
(
つゆ
)
の
流
(
なが
)
るゝばかり、
且
(
かつ
)
飛
(
と
)
ぶ
処
(
ところ
)
に、
茎
(
くき
)
の
高
(
たか
)
い
見事
(
みごと
)
な
桔梗
(
ききやう
)
が、——まことに、
桔梗色
(
ききやういろ
)
に
咲
(
さ
)
いたのであつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
で、
男
(
をとこ
)
は
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
さうとして、
引込
(
ひつこ
)
めた。——
婦
(
をんな
)
が
口
(
くち
)
で、
其
(
そ
)
の
風呂敷
(
ふろしき
)
の
桔梗色
(
ききやういろ
)
なのを
解
(
と
)
いたから。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“桔梗色”の解説
桔梗色(ききょういろ)は、桔梗の花のような青みを帯びた紫色。きかういろ
(出典:Wikipedia)
桔
漢検準1級
部首:⽊
10画
梗
常用漢字
中学
部首:⽊
11画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“桔梗”で始まる語句
桔梗
桔梗屋
桔梗旗
桔梗ヶ池
桔梗花
桔梗門
桔梗笠
桔梗菱
桔梗散
桔梗染