根本義こんぽんぎ)” の例文
問題もんだい各自かくじその懷抱くわいほうするところ遠慮えんりよなく披瀝ひれきしたところのものが、所謂いはゆる建築けんちく根本義こんぽんぎ解決かいけつたいして如何いかなる暗示あんじあたへるか、如何いかなる貢献こうけんいたすかである。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
根本義こんぽんぎは死んでも生きても同じ事にならなければ、どうしても安心は得られない。すべからく現代を超越すべしといった才人はとにかく、僕は是非共生死しょうじを超越しなければ駄目だと思う」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これは近時きんじ建築けんちくたいする世人せじん態度たいどきはめて眞面目まじめになり、徹底的てつていてき建築けんちく根本義こんぽんぎ解決かいけつし、れから出發しゆつぱつして建築けんちくおこさうとかんがへからたことで
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
今日こんにち建築けんちく根本義こんぽんぎ決定けつていされなくともふかうれふるにおよばない。やすんじてなんじこのところへ、しからばなんじやしなはれん。やすんじてなんじこのいへすまへ、しからばなんじ幸福かうふくならん。(了)
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)