“枝下”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
えだおろ	33.3%
えださが	33.3%
えだした	33.3%

えだおろ

或日家主から植木屋を寄越（よこ）して庭の植木の手入をすると言って、その柳を何の容赦もなく滅茶苦茶（めちゃくちゃ）に枝下（えだおろ）しをしてしまったというのである。

俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) ／ 高浜虚子(著)

えださが

行（い）つて見（み）べい。方角（はうがく）は北東（きたひがし）、槍（やり）ヶ嶽（だけ）を見当（けんたう）に、辰巳（たつみ）に当（あた）つて、綿（わた）で包（つゝ）んだ、あれ／＼天守（てんしゆ）の森（もり）の枝下（えださが）りに、峯（みね）が見（み）える、水（みづ）が見（み）える、又（また）峯（みね）が見（み）えて水（みづ）が曲（まが）る、又（また）一（ひと）つ峯（みね）が抽出（ぬきで）て居（を）る。

神鑿 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

えだした

……食べても強請（ねだ）る。ふくめつつ、後（あと）ねだりをするのを機掛（きっかけ）に、一粒銜（くわ）えて、お母（っか）さんは塀（へい）の上——（椿（つばき）の枝下（えだした）で茲（ここ）にお飯（まんま）が置いてある）——其処（そこ）から、裏露地を切って、向うの瓦屋根（かわらやね）へフッと飛ぶ。

二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

枝	常用漢字 小５ 部首:⽊ 8画
下	常用漢字 小１ 部首:⼀ 3画