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有島
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ありしま
ふりがな文庫
“
有島
(
ありしま
)” の例文
私たち一家は、この冬を、
羊蹄山麓
(
ようていさんろく
)
の疎開先で送った。
此処
(
ここ
)
は
有島
(
ありしま
)
さんの『カインの末裔』の土地であって、北海道の中でも、とくに吹雪の恐ろしいところである。
イグアノドンの唄:――大人のための童話――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
早速
(
さつそく
)
小音曲師
(
せうおんぎよくし
)
逃亡
(
かけおち
)
の
話
(
はなし
)
をすると、
木下
(
きのした
)
さんの
言
(
い
)
はるゝには、「
大方
(
おほかた
)
それは、
有島
(
ありしま
)
さんの
池
(
いけ
)
へ
歸
(
かへ
)
つたのでせう。
蛙
(
かへる
)
は
隨分
(
ずゐぶん
)
遠
(
とほ
)
くからも
舊
(
もと
)
の
土
(
つち
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
ます。」と
言
(
い
)
つて
話
(
はな
)
された。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
就
(
つい
)
て
思
(
おも
)
ふのに、
本當
(
ほんたう
)
か
何
(
ど
)
うかは
知
(
し
)
らないが、
蛙
(
かへる
)
の
聲
(
こゑ
)
は、
隨分
(
ずゐぶん
)
大
(
おほ
)
きく、
高
(
たか
)
いやうだけれども、
餘
(
あま
)
り
遠
(
とほ
)
くては
響
(
ひゞ
)
かぬらしい。
有島
(
ありしま
)
さんの
池
(
いけ
)
は、さしわたし
五十間
(
ごじつけん
)
までは
離
(
はな
)
れて
居
(
ゐ
)
まい。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
里見弴
(
さとみとん
)
さんが、まだ
本家
(
ほんけ
)
有島
(
ありしま
)
さんに
居
(
ゐ
)
なすつた、お
知己
(
ちかづき
)
の
初
(
はじめ
)
の
頃
(
ころ
)
であつた。
何
(
なに
)
かの
次手
(
ついで
)
に、
此話
(
このはなし
)
をすると、
庭
(
には
)
の
池
(
いけ
)
にはいくらでも
鳴
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る。……そんなに
好
(
す
)
きなら、ふんづかまへて
上
(
あ
)
げませう。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
馴染
(
なじみ
)
の一家族の
塒
(
ねぐら
)
なので、前通りの五本ばかりの桜の樹(
有島
(
ありしま
)
家)にも
一群
(
ひとむれ
)
巣を食っているのであるが、その組は私の内へは来ないらしい、持場が違うと見える)——時に、女中がいけぞんざいに
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“有島”で始まる語句
有島武郎
有島家
有島生馬