“月切”の読み方と例文
読み方割合
つきぎれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こたへてわたくし夫婦八ヶ年浪人の身の上ゆゑ油屋五兵衞方へ衣類いるゐ大小等だいせうとう質物しちもつあづおきし處約束の月切つきぎれに相成質屋しちやよりは度々たび/\催促さいそくなれども其品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
衣類いるゐ大小だいせうしち一口ひとくち最早もはや月切つきぎれ相成あひなりながれに出しゆゑ先日一寸御斷り申上げましたが止ておけとの事ゆゑ今日けふ迄見合せ置たれども今になん御沙汰ごさたもなきにより最早流れ切に致しますそれともあげを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
番頭ばんとう久兵衞に申聞し處久兵衞の申には最早もはや月切つきぎれにはなる利上りあげもなき事なれば何時いつまでも御あづかり申事は出來兼できかねさいはいまながかひの道具屋が來合きあはせたれば賣拂うりはらひますにより然樣さやう御承知下さるゝ樣に申上ろとの事につき一寸ちよつと御斷り申ますと云置て小僧こぞうすぐに立歸らんとするゆゑ文右衞門は小僧を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)