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暖
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あつ
ふりがな文庫
“
暖
(
あつ
)” の例文
何だか水晶の珠を香水で
暖
(
あつ
)
ためて、
掌
(
てのひら
)
へ握つて見た様な心持ちがした。年寄の方が脊は低い。然し顔はよく似て居るから親子だらう。
坊っちやん
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
今夜
(
こんや
)
は
少
(
すこ
)
し
暖
(
あつ
)
たかい
樣
(
やう
)
だね。
穩
(
おだ
)
やかで
好
(
い
)
い
御正月
(
おしやうぐわつ
)
だ」と
云
(
い
)
つた。
飯
(
めし
)
を
濟
(
す
)
まして
烟草
(
たばこ
)
を一
本
(
ぽん
)
吸
(
す
)
ふ
段
(
だん
)
になつて、
突然
(
とつぜん
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
晝間
(
ひるま
)
は
暖
(
あつ
)
たかいが、
夜
(
よる
)
になると
急
(
きふ
)
に
寒
(
さむ
)
くなるね。
寄宿
(
きしゆく
)
ぢやもう
蒸汽
(
スチーム
)
を
通
(
とほ
)
してゐるかい」と
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其時
(
そのとき
)
は
全
(
まつた
)
く
暖
(
あつ
)
たかだつたんですがね。これは
今
(
いま
)
上
(
あ
)
げやうと
思
(
おも
)
つて
蒸
(
む
)
し
返
(
かへ
)
さしたのです
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“暖”の意味
《名詞》
(ダン 例示の成句で)あたたまること。
(出典:Wiktionary)
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“暖”を含む語句
暖炉
生暖
温暖
暖炉棚
暖爐
瓦斯暖炉
暖簾
暖味
暖気
繩暖簾
暖室
暖房
瓦斯暖爐
御暖
縄暖簾
紺暖簾
暖簾口
寒暖
花暖簾
店暖簾
...