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揺
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うごか
ふりがな文庫
“
揺
(
うごか
)” の例文
旧字:
搖
人は
辺
(
ほと
)
りにありてかれ
将
(
まさ
)
に死せんとする時かならず
屁
(
へ
)
をひるを
避
(
さけ
)
る。狐尾を
揺
(
うごか
)
さゞるを見て
溺死
(
おぼれしゝ
)
たるを
知
(
し
)
り、尾を
採
(
と
)
り大根を
抜
(
ぬく
)
がごとくして狐を
得
(
う
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そこで自分も、同じように、調子をとって
揺
(
うごか
)
して見たがやっぱり落ちなかった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかれども北方日光の山辺は炎日赫々なり。川を渡て行こと半里
許
(
きよ
)
、天
増
(
ます/\
)
陰り、墨雲
弥堅
(
びけん
)
迅雷驟雨ありて、廻風
轎
(
かご
)
を
揺
(
うごか
)
せり。倉野駅に到て漸く
霽
(
は
)
る。
乃
(
すなはち
)
日暮なり。林屋留八の家に宿す。行程九里許。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
盈々
(
なみなみ
)
と酒を
容
(
い
)
れたる二つの猪口は、彼等の目より高く挙げらるると
斉
(
ひとし
)
く
戞
(
かつ
)
と
相撃
(
あひう
)
てば、
紅
(
くれなゐ
)
の
雫
(
しづく
)
の漏るが如く流るるを、互に引くより早く
一息
(
ひといき
)
に飲乾したり。これを見たる佐分利は甘糟の膝を
揺
(
うごか
)
して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
揺
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“揺”を含む語句
動揺
揺曳
揺籃
揺椅子
揺蕩
一揺
揺動
揺々
蕩揺
揺起
揺上
揺落
揺籠
小揺
偏揺
揺下
揺出
揺据
大揺
揺笑
...