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揺落
ふりがな文庫
“揺落”のいろいろな読み方と例文
旧字:
搖落
読み方
割合
ゆりおと
40.0%
ようらく
40.0%
えうらく
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆりおと
(逆引き)
馬の背に立つ
巌
(
いわお
)
、狭く鋭く、
踵
(
くびす
)
から、
爪先
(
つまさき
)
から、ずかり
中窪
(
なかくぼ
)
に削った
断崖
(
がけ
)
の、見下ろす
麓
(
ふもと
)
の白浪に、
揺落
(
ゆりおと
)
さるる
思
(
おもい
)
がある。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
揺落(ゆりおと)の例文をもっと
(2作品)
見る
ようらく
(逆引き)
芥川氏の来たのは晩春の候で、槐や柳の青々した風景を叙してあるが、わたしがここに立寄ったのは、秋もようやく老いんとする頃で、梧桐はもちろん、槐にも柳にも物悲しい
揺落
(
ようらく
)
の影を宿していた。
女侠伝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
揺落(ようらく)の例文をもっと
(2作品)
見る
えうらく
(逆引き)
梧桐
(
あをぎり
)
、
芭蕉
(
ばせう
)
、柳など詩や句に
揺落
(
えうらく
)
を歌はるるものは、みな思ひの
外
(
ほか
)
散る事遅し。
一体
(
いつたい
)
百日紅と云ふ木、春も新緑の色
洽
(
あまね
)
き頃にならば、容易に赤い芽を吹かず。
雑筆
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
揺落(えうらく)の例文をもっと
(1作品)
見る
揺
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“揺”で始まる語句
揺
揺曳
揺籃
揺々
揺椅子
揺籠
揺蕩
揺上
揺動
揺振
“揺落”のふりがなが多い著者
泉鏡花
永井荷風
岡本綺堂
芥川竜之介