“弥堅”の読み方と例文
旧字:彌堅
読み方割合
びけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども北方日光の山辺は炎日赫々なり。川を渡て行こと半里きよ、天ます/\陰り、墨雲弥堅びけん迅雷驟雨ありて、廻風かごうごかせり。倉野駅に到て漸くる。すなはち日暮なり。林屋留八の家に宿す。行程九里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)