“びけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弥堅50.0%
郿県50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども北方日光の山辺は炎日赫々なり。川を渡て行こと半里きよ、天ます/\陰り、墨雲弥堅びけん迅雷驟雨ありて、廻風かごうごかせり。倉野駅に到て漸くる。すなはち日暮なり。林屋留八の家に宿す。行程九里許。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
察するに、彼は斜谷やこく郿県びけんの西南三十里・斜谷関)へ出て、郿城びじょう(陝西省・郡県)を抑え、それより兵をわけて、箕谷きこく(府下城県の北二十里)に向うであろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)