“手造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てづくり66.7%
てづく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは山家の者が手造てづくりにする不恰好ぶかっこう平常穿ふだんばきを指したもので、醜男子ぶおとこという意味をあらわしたものです。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とうさんは、種々いろ/\翫具おもちやにもはたけにもあることりました。竹籔たけやぶからつてあをたけ麥畠むぎばたけからつて黄色きいろ麥藁むぎわらで、翫具おもちや手造てづくりにすることふにはれぬたのしい心持こゝろもちおぼえました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
つて、近所きんじよ子供こども手造てづくりにしたたこげにます。田圃側たんぼわきれたくさなかには、木瓜ぼけなぞがかほしてまして、あそまはるにはたのし塲所ばしよでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さうして、この手造てづくりにしたものゝたのしみをとうさんにをしへてれたのは、祖母おばあさんでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)