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手造
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てづくり
ふりがな文庫
“
手造
(
てづくり
)” の例文
それは山家の者が
手造
(
てづくり
)
にする
不恰好
(
ぶかっこう
)
な
平常穿
(
ふだんばき
)
を指したもので、
醜男子
(
ぶおとこ
)
という意味をあらわしたものです。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
父
(
とう
)
さんは、
種々
(
いろ/\
)
な
翫具
(
おもちや
)
が
野
(
の
)
にも
畠
(
はたけ
)
にもある
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
りました。
竹籔
(
たけやぶ
)
から
取
(
と
)
つて
來
(
き
)
た
青
(
あを
)
い
竹
(
たけ
)
の
子
(
こ
)
、
麥畠
(
むぎばたけ
)
から
取
(
と
)
つて
來
(
き
)
た
黄色
(
きいろ
)
い
麥藁
(
むぎわら
)
で、
翫具
(
おもちや
)
を
手造
(
てづくり
)
にする
事
(
こと
)
の
言
(
い
)
ふに
言
(
い
)
はれぬ
樂
(
たの
)
しい
心持
(
こゝろもち
)
を
覺
(
おぼ
)
えました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“手造”で始まる語句
手造り