-
トップ
>
-
戰場
>
-
せんぢやう
いで、
戰場に
臨む
時は、
雜兵と
雖も
陣笠をいたゞく。
峰入の
山伏は
貝を
吹く。
時節がら、
槍、
白馬といへば、モダンとかいふ
女でも
金剛杖がひと
通り。
開かれ其後自身に
戰場へ向はれし事なく
木曽義仲公追討の
刻は御舍弟範頼義經兩
公達に命ぜられ宇治瀬田の二道より進で一戰に木曽氏を
討亡ぼし續いて兩御舍弟を
抑も
銃は
歩兵の
命である。
軍人精神の
結晶である。
歩兵にとつて
銃程大事な
物はない。
場合に
依つてはその
體よりも
大事である。
譬へば
戰場に
於て
我々が
負傷する。