我家わがいへ)” の例文
これらは我家わがいへ氷柱つらゝにてめづらしからず、宮寺みやてらのつらゝは猶大なり、又山中のつらゝは里地さとちしがたし。
one ewho is at home in every plac(如何いかなる場所ばしよをも我家わがいへとするひと)、a citizen of the world(世界せかいたみ)。
茶の間を通つた時、やつぱり我家わがいへと云ふものは嬉しい処であるとこんな気分に鏡子はなつた。もう余程影の薄いものになつて居たやうなあるものが、実はさうでもない事が分つて来たのである。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
野に見つつしづかなりける我家わがいへや上のてすりに毛布干したる
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
でぬ約束やくそくつじゆきかへりつてどもまてども今日けふはいかにしけんかげえずれにかんもうしろめたしなにとせんかならたまふな我家わがいへられんははづかしとて丁所ちやうどころつげたまはねどさき錦野にしきのにてそれとなくきしはうろおぼえながらおぼえありしおいかりにふれゝばそれまで
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
野に見つつしづかなりける我家わがいへや上のてすりに毛布干したる
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
きのふより我家わがいへに来て
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
我家わがいへは小路に沿ひて
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)