トップ
>
惣領
>
そうりやう
ふりがな文庫
“
惣領
(
そうりやう
)” の例文
救
(
すく
)
はん爲に
故意
(
わざ
)
と
罪
(
つみ
)
に
陷
(
おちい
)
りしならん何ぞ是を知らずして殺さんや其方は
井筒屋茂兵衞
(
ゐづつやもへゑ
)
が
惣領
(
そうりやう
)
ならんと申されければ
雲源
(
うんげん
)
驚
(
おどろ
)
き感じ今は何を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
處
(
ところ
)
を
惣領
(
そうりやう
)
が
甚六
(
じんろく
)
で、
三男
(
さんなん
)
が、
三代目
(
さんだいめ
)
の
此
(
こ
)
の
唐
(
から
)
やうと
來
(
き
)
た
日
(
ひ
)
には、
今
(
いま
)
はじまつた
事
(
こと
)
ではなけれど、
親
(
おや
)
たちの
迷惑
(
めいわく
)
が、
憚
(
はゞか
)
りながら
思遣
(
おもひや
)
られる。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けれども
其夜
(
そのよ
)
は
珍
(
めづ
)
らしく、
坂井
(
さかゐ
)
の
主人
(
しゆじん
)
は四十
恰好
(
がつかう
)
の
髯
(
ひげ
)
のない
人
(
ひと
)
であると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
やら、ピヤノを
彈
(
ひ
)
くのは
惣領
(
そうりやう
)
の
娘
(
むすめ
)
で十二三になると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
やら、
又
(
また
)
外
(
ほか
)
の
家
(
うち
)
の
小供
(
こども
)
が
遊
(
あそ
)
びに
來
(
き
)
ても
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いえ、町人のことですから、
槍繰
(
やりくり
)
の方ばかりで、——尤も先代の主人榮左衞門樣は、苗字帶刀を許されて居る家の
惣領
(
そうりやう
)
だからといふので、子供の時一二年ヤツトウの稽古をさせられたさうですが」
銭形平次捕物控:251 槍と焔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
相糺
(
あひたゞ
)
し候處嘉川主税之助
惣領
(
そうりやう
)
藤五郎と申者に候と御
旗本
(
はたもと
)
の事故
内々
(
ない/\
)
申立てければ越前守殿是を聞れ扨々
不行跡
(
ふぎやうせき
)
千萬なり是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
惣領
(
そうりやう
)
の林太郎樣、二十三になる良い息子だが、ブラブラ病ひでお引籠りと言ふのは世間體の表向きで、その實、お腰元のお組といふ十九になる綺麗なのと丁度一と月前の先月の十三日の晩に手に手を
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
惣領
(
そうりやう
)
に相立度旨願ひし處願の通り仰付られしゆゑ主税之助は
豫
(
かね
)
ての望みの如くなりしとて大いに
悦
(
よろこ
)
びしと雖も先代よりの家來は
左右
(
とかく
)
藤五郎兄弟を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“惣領”の解説
惣領(そうりょう・総領)とは、跡取り、家督相続予定者のこと。武家においては、一族の指揮者、一地域の全所領知行者(屋形・棟梁)を指す。
(出典:Wikipedia)
惣
漢検準1級
部首:⼼
12画
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
“惣領”で始まる語句
惣領娘
惣領息子