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悉
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くはし
ふりがな文庫
“
悉
(
くはし
)” の例文
間
(
はざま
)
が影を隠す時、僕に
遺
(
のこ
)
した手紙が有る、それで
悉
(
くはし
)
い様子を知つてをるです。その手紙を見た時には、僕も
顫
(
ふる
)
へて腹が立つた。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
十分間
(
じつぷんかん
)
に
七十五輌
(
しちじふごりやう
)
、
敢
(
あへ
)
て
大音寺前
(
だいおんじまへ
)
ばかりとは
云
(
い
)
はない。
馬道
(
うまみち
)
は
俥
(
くるま
)
で
填
(
う
)
まつた。
淺草
(
あさくさ
)
の
方
(
はう
)
の
悉
(
くはし
)
い
事
(
こと
)
は、
久保田
(
くぼた
)
さん(
万
(
まん
)
ちやん)に
聞
(
き
)
くが
可
(
い
)
い。……
山
(
やま
)
の
手
(
て
)
、
本郷臺
(
ほんがうだい
)
。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
悉
(
くはし
)
く申立しかば越前守殿は此趣きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「お話を聞いて見ると、貴方が
今日
(
こんにち
)
の境遇になられたに就いては、余程深い御様子が有るやう、どう云ふのですか、
悉
(
くはし
)
く
聞
(
きか
)
して下さいませんか」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
悉
(
くはし
)
い
事
(
こと
)
は
預
(
あづか
)
るが、
水上
(
みなかみ
)
さんは、
先月
(
せんげつ
)
三十一
日
(
にち
)
に、
鎌倉
(
かまくら
)
稻瀬川
(
いなせがは
)
の
別莊
(
べつさう
)
に
遊
(
あそ
)
んだのである。
別莊
(
べつさう
)
は
潰
(
つぶ
)
れた。
家族
(
かぞく
)
の
一人
(
いちにん
)
は
下敷
(
したじき
)
に
成
(
な
)
んなすつた。が、
無事
(
ぶじ
)
だつたのである。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
まあ
悉
(
くはし
)
く申上げれば、長いお話も御座いますが、これも娘と申すのは名のみで、年季で置いた
抱
(
かかへ
)
も同様の
取扱
(
とりあつかひ
)
を致して、為て遣る事は為ないのが徳
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
悉
漢検準1級
部首:⼼
11画
“悉”を含む語句
悉皆
知悉
悉達多
悉達
悉知
悉々
悉達太子
悉皆成仏
悉檀
悉多太子
詳悉
悉皆屋
悉曇
草木国土悉皆成仏
竝波悉林
蘇悉地経
瞿摩悉達
衆怨悉退散
衆病悉除
皆悉
...