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忠勇
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ちゅうゆう
ふりがな文庫
“
忠勇
(
ちゅうゆう
)” の例文
すでに他人の
忠勇
(
ちゅうゆう
)
を
嘉
(
よ
)
みするときは、同時に
自
(
みず
)
から
省
(
かえり
)
みて
聊
(
いささ
)
か
不愉快
(
ふゆかい
)
を感ずるもまた人生の
至情
(
しじょう
)
に
免
(
まぬ
)
かるべからざるところなれば、その心事を
推察
(
すいさつ
)
するに
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
この
鐘
(
かね
)
は、
私
(
わたし
)
が、
忠勇
(
ちゅうゆう
)
の
兵士
(
へいし
)
をここへ
呼
(
よ
)
び
集
(
あつ
)
めるときに、
鳴
(
な
)
らす
鐘
(
かね
)
だ。これを
鳴
(
な
)
らせば、たちどころに、
城下
(
じょうか
)
に
住
(
す
)
む三
万
(
まん
)
の
兵士
(
へいし
)
たちは、ここへ
集
(
あつ
)
まってくるのじゃ。
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
後
(
あと
)
から、おまえ
一人
(
ひとり
)
を
入
(
い
)
れると、ほかのものの
申
(
もう
)
し
出
(
で
)
も
許
(
ゆる
)
さなくてはならぬ。」と
部隊長
(
ぶたいちょう
)
は、
言葉
(
ことば
)
にそういいながら、いずれ
劣
(
おと
)
らぬ
忠勇
(
ちゅうゆう
)
決死
(
けっし
)
の、
我
(
わ
)
が
兵士
(
へいし
)
の
精神
(
せいしん
)
に
感心
(
かんしん
)
しました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幕臣また諸藩士中の
佐幕党
(
さばくとう
)
は氏を
総督
(
そうとく
)
としてこれに
随従
(
ずいじゅう
)
し、すべてその命令に従て
進退
(
しんたい
)
を共にし、北海の水戦、箱館の
籠城
(
ろうじょう
)
、その決死苦戦の
忠勇
(
ちゅうゆう
)
は
天晴
(
あっぱれ
)
の
振舞
(
ふるまい
)
にして、
日本魂
(
やまとだましい
)
の風教上より論じて
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
謹
(
つつし
)
んで
筆鋒
(
ひっぽう
)
を
寛
(
かん
)
にして
苛酷
(
かこく
)
の文字を用いず、
以
(
もっ
)
てその人の名誉を保護するのみか、実際においてもその
智謀
(
ちぼう
)
忠勇
(
ちゅうゆう
)
の
功名
(
こうみょう
)
をば
飽
(
あ
)
くまでも
認
(
みとむ
)
る者なれども、
凡
(
およ
)
そ人生の
行路
(
こうろ
)
に
富貴
(
ふうき
)
を取れば功名を失い
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
忠
常用漢字
小6
部首:⼼
8画
勇
常用漢字
小4
部首:⼒
9画
“忠勇”で始まる語句
忠勇無双