“ちゅうゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲由50.0%
忠勇37.5%
冲融12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冉有、仲由ちゅうゆうの二人が季氏の臣として働いたと『論語』にある以上、右のように割りあてても全然でたらめにはならぬかも知れぬ。しかしいずれも正当とは言えない。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
このかねは、わたしが、忠勇ちゅうゆう兵士へいしをここへあつめるときに、らすかねだ。これをらせば、たちどころに、城下じょうかむ三まん兵士へいしたちは、ここへあつまってくるのじゃ。
春の日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
淡しとは単にとらえ難しと云う意味で、弱きに過ぎるおそれを含んではおらぬ。冲融ちゅうゆうとか澹蕩たんとうとか云う詩人の語はもっともこのきょうを切実に言いおおせたものだろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)