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御番
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ごばん
ふりがな文庫
“
御番
(
ごばん
)” の例文
御前様づきのお側女中との二人が一人の
下
(
しも
)
女中を雇っている世帯へ、食事は
御番
(
ごばん
)
——主人の食事係が賄うことにして、部屋だけ居候だった。
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
殿様は翌日
御番
(
ごばん
)
でお
出向
(
でむき
)
に成った
後
(
あと
)
へ、
隣家
(
となり
)
の源次郎がお早うと云いながらやって来ましたから、お國はしらばっくれて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これより
先
(
さ
)
き四年十月朔に、抽斎は
月並
(
つきなみ
)
出仕
(
しゅっし
)
仰附
(
おおせつ
)
けられ、五年二月二十八日に、
御番
(
ごばん
)
見習
(
みならい
)
、
表医者
(
おもていしゃ
)
仰附けられ、即日見習の席に着き、三月朔に本番に
入
(
い
)
った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
あゝ、
御番
(
ごばん
)
の衆、見苦しい、お
目触
(
めざわ
)
りに、成ります。……
括
(
くく
)
るなら、其の刀を。——何事も
情
(
なさけ
)
が
卿様
(
だんなさま
)
の
思召
(
おぼしめし
)
。……乱心ものゆゑ
穏便
(
おんびん
)
に、許して、
見免
(
みのが
)
して
遣
(
や
)
つてたも。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
藩内随一の聞え高き御方なるが、若き時より御行跡穏やかならず、長崎
御番
(
ごばん
)
の
御伴
(
おとも
)
して
彼
(
か
)
の地に行かれしより丸山の遊び
女
(
め
)
に浮かれ、
遂
(
つい
)
にはよからぬ
輩
(
ともがら
)
と
交
(
まじわ
)
りを結びて
彼処此処
(
かしこここ
)
の道場を破りまはり
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
があけ
番
(
ばん
)
の
時
(
とき
)
、
宵
(
よひ
)
のうたゝねから
覺
(
さ
)
めて
辻
(
つじ
)
へ
出
(
で
)
ると、こゝにつめてゐた
當夜
(
たうや
)
の
御番
(
ごばん
)
が
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
“御番”で始まる語句
御番所
御番頭
御番衆
御番入
御番城
御番帰
御番料
御番方
御番疲
御番退