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従者
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ずさ
ふりがな文庫
“
従者
(
ずさ
)” の例文
義仲寺にうつして葬礼義信を
尽
(
つく
)
し京大坂大津
膳所
(
ぜゞ
)
の
連衆
(
れんじゆう
)
被官
(
ひくわん
)
従者
(
ずさ
)
までも此翁の
情
(
なさけ
)
を
慕
(
した
)
へるにこそ
招
(
まねか
)
ざるに
馳来
(
はせきた
)
る者三百余人なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「誰やらん見知らぬ
武士
(
もののふ
)
が、ただ一人
従者
(
ずさ
)
をもつれず、この家に申すことあるとて来ておじゃる。いかに呼び入れ
候
(
そうろ
)
うか」
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
従者
(
ずさ
)
出来て、こはよくぞ来ましゝ、此日比悩み給ふと聞きつるに、み心地はいかになど問ひつつ、駕籠の戸引きあけつ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かかる事まのあたりに見しこそいと不思議なれとて、
八二
従者
(
ずさ
)
を家に走らしめて残れる
鱠
(
なます
)
を
湖
(
うみ
)
に捨てさせけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
琵琶湖を渡って大津へ着き、大津から京都へ入ったのは、昨日の夜のことであり、明けるを待って
従者
(
ずさ
)
もつれず、一人でこうやって訪ねて来たのは、密命を持っているからであった。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
櫃
(
ひつ
)
をおへる
従者
(
ずさ
)
気違ひには手がつけられませぬ。
往生絵巻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東風
(
こち
)
吹くと語りもぞ行く
主
(
しゅう
)
と
従者
(
ずさ
)
太祇
(
たいぎ
)
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
義仲寺にうつして葬礼義信を
尽
(
つく
)
し京大坂大津
膳所
(
ぜゞ
)
の
連衆
(
れんじゆう
)
被官
(
ひくわん
)
従者
(
ずさ
)
までも此翁の
情
(
なさけ
)
を
慕
(
した
)
へるにこそ
招
(
まねか
)
ざるに
馳来
(
はせきた
)
る者三百余人なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
従者
(
ずさ
)
の怪しげにさうぞきたるが、大坂漬といふ香の物のなま/\しきを添へて、酒一壺もて来ぬ。せうとの君、これなくてはと飲みて、丸山の姉君にまゐらす。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
梨本御門跡
(
なしのもとごもんぜき
)
様が
従者
(
ずさ
)
に囲まれ、歩を運ばれる
御姿
(
おんすがた
)
であった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
米味噌
醤油
(
しやうゆ
)
鰹節
(
かつをぶし
)
茶
(
ちや
)
蝋燭
(
らうそく
)
までをも
用意
(
ようい
)
して
従者
(
ずさ
)
にもたせて立いでしは文政十一年九月八日の事なりき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
道のつかれもわすれてうれしく
元
(
もと
)
の
炉
(
ろ
)
の
横座
(
よこざ
)
に皈りし(ゐろりはよこを上座とするは田舎のならひなり)に、こゝには
銅鑵
(
やくわん
)
もありしとて、用意の茶を
従者
(
ずさ
)
が煮たるを
喫
(
のみ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“従者”の意味
《名詞》
従者(じゅうしゃ、古:じゅうじゃ、じゅうさ、じゅしゃ、ずさ、ずんざ)
とも。ともをする者。
(出典:Wiktionary)
従
常用漢字
小6
部首:⼻
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“従”で始まる語句
従
従兄
従弟
従兄弟
従妹
従容
従姉
従来
従兄妹
従而