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なりかたち
ふりがな文庫
“
形容
(
なりかたち
)” の例文
けれども、
脊恰好
(
せいかっこう
)
から、
形容
(
なりかたち
)
、
生際
(
はえぎわ
)
の少し乱れた処、色白な
容色
(
きりょう
)
よしで、
浅葱
(
あさぎ
)
の
手柄
(
てがら
)
が、いかにも似合う細君だが、この女もまた不思議に浅葱の手柄で。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
同じような
碧
(
あお
)
い眼、同じような金髪、同じような
形容
(
なりかたち
)
の顔を見た。
トニオ・クレエゲル
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
や或るひは
面體
(
めんてい
)
惡氣
(
にくげ
)
に心は
善良
(
ぜんりやう
)
成
(
な
)
るも
有
(
あり
)
或ひに
面體
(
めんてい
)
柔和
(
にうわ
)
にして
胸中
(
きようちう
)
大膽不敵
(
だいたんふてき
)
なる者有
所謂
(
いはゆる
)
外面如菩薩
(
げめんによぼさつ
)
内心
(
ないしん
)
如夜刄
(
によやしや
)
と
佛
(
ほとけ
)
も説給ひし如し然れば其
面體
(
めんてい
)
柔和にして
形容
(
なりかたち
)
も
柔和
(
おとなし
)
やかなる者の言事は自然と直なる樣に聞ゆれども其事は
邪心
(
じやしん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
せざればとて
此方
(
こなた
)
に於て如何共
爲
(
せん
)
術
(
すべ
)
なく樣子も
分
(
わか
)
らざれば若や
病死
(
びやうし
)
にても致されしや
假令
(
たとへ
)
夫にしてもお
蔦殿
(
つたどの
)
お菊共
約束
(
やくそく
)
あり
此方
(
このはう
)
の得意まで
任
(
まか
)
せ置し者なれば
是非
(
ぜひ
)
とも
迎
(
むか
)
ひは參るべし深く
案事
(
あんじ
)
られ
病氣
(
びやうき
)
にても
出
(
いで
)
ぬやうなし給へと
云紛
(
いひまぎ
)
らせども母は我が子の
窶然
(
みすぼらし
)
き
形容
(
なりかたち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
貯へたる稼は武家町人は何れへ
奉公
(
ほうこう
)
致したるぞと有るに九助然れば御
恥
(
はづか
)
しきことながら日本橋室町三丁目のといふ時大岡殿如何さま番人の九助なりしと云るれば九助は然樣に候と
答
(
こたふ
)
るに大岡殿成程今はみいらの如くに
骸
(
からだ
)
は
碎
(
くだ
)
かれ昔の
形容
(
なりかたち
)
なきゆゑ心付ざりしが其
砌
(
みぎり
)
は正直過て上の御厄介になりたる
汝
(
なんぢ
)
今
更
(
さら
)
昔しの事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“形容”の意味
《名詞》
形 容(けいよう)
物事の性質や様子などを言い表すこと。
物の形や有様。
(出典:Wiktionary)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“形容”で始まる語句
形容詞
形容邊幅