トップ
>
彌次馬
>
やじうま
ふりがな文庫
“
彌次馬
(
やじうま
)” の例文
新字:
弥次馬
火事
(
くわじ
)
をみて、
火事
(
くわじ
)
のことを、あゝ
火事
(
くわじ
)
が
行
(
ゆ
)
く、
火事
(
くわじ
)
が
行
(
ゆ
)
く、と
叫
(
さけ
)
ぶなり。
彌次馬
(
やじうま
)
が
駈
(
か
)
けながら、
互
(
たがひ
)
に
聲
(
こゑ
)
を
合
(
あ
)
はせて、
左
(
ひだり
)
、
左
(
ひだり
)
、
左
(
ひだり
)
、
左
(
ひだり
)
。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『そ、そんなに
強
(
つよ
)
いのですか。』と
彌次馬
(
やじうま
)
の
士官
(
しくわん
)
水兵
(
すいへい
)
は
吾
(
われ
)
も/\とやつて
來
(
き
)
たが、
成程
(
なるほど
)
武村
(
たけむら
)
の
脛
(
すね
)
は
馬鹿
(
ばか
)
に
堅
(
かた
)
い、
皆
(
みな
)
一撃
(
いちげき
)
の
下
(
もと
)
に
押倒
(
おしたを
)
されて、
痛
(
いた
)
い/\と
引退
(
ひきさが
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
而
(
しか
)
も敵は益々
殖
(
ふ
)
えるばかりである。
何処
(
いずこ
)
も同じ
彌次馬
(
やじうま
)
が四方から
集
(
あつま
)
って来て、警官や忠一等に声援を与えた。
其中
(
そのうち
)
に長い
梯子
(
はしご
)
を
持出
(
もちだ
)
して来る者もあった。塚田巡査は靴を脱いで屋根に登った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彌次馬
(
やじうま
)
なんざ、こんな
不景氣
(
ふけいき
)
な、
張合
(
はりあひ
)
のない
處
(
ところ
)
には
寄着
(
よりつき
)
はしないので、むらがつてるものの
多
(
おほ
)
くは
皆
(
みな
)
このあたりの
廣場
(
ひろば
)
でもつて、びしよ/\
雨
(
あめ
)
だから
凧
(
たこ
)
を
引摺
(
ひきず
)
つてた
小兒等
(
こどもら
)
で。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彌
部首:⼸
17画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“彌次”で始まる語句
彌次郎
彌次
彌次連
彌次喜多
彌次郎兵衞
彌次兵衞