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廻
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まわり
ふりがな文庫
“
廻
(
まわり
)” の例文
一
廻
(
まわり
)
くるりと
環
(
わ
)
にまわって、前足をついて、
棒杭
(
ぼうぐい
)
の上へ乗って、お天気を見るのであろう、
仰向
(
あおむ
)
いて空を見た。晴れるといまに行くよ。
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかし文字通り易の釈義を申上げても
廻
(
まわり
)
遠くて要領を得ない事になりましょうから、わたくしの思いついた事だけを
手短
(
てみじか
)
に申上げて見ましょう。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
どこから出て来たのか老犬は、おびえ切った様子で
尻尾
(
しっぽ
)
を振りながら倒れた家の
廻
(
まわり
)
をかけ廻っていた。
九月一日
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
この花畠は——門を入ると一面の芝生、植込のない
押開
(
おっぴら
)
いた
突当
(
つきあたり
)
が玄関、その左の方が西洋
造
(
づくり
)
で、右の方が
廻
(
まわり
)
廊下で、そこが前栽になっている。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この時演劇は既に
今日
(
こんにち
)
吾人
(
ごじん
)
の
目睹
(
もくと
)
するが如く、セリ
出
(
だし
)
、
廻
(
まわり
)
道具、がんどう
返
(
がえし
)
等あらゆる舞台装置の法を
操座
(
あやつりざ
)
より応用し、劇場の構造
看客
(
かんきゃく
)
の観覧席をもまた完備せしめき。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
私
(
わし
)
もちっと冷える気味でこちらへ
無沙汰
(
ぶさた
)
をしたで、また心ゆかしに
廓
(
くるわ
)
を一
廻
(
まわり
)
、それから例の
箕
(
み
)
の
輪
(
わ
)
へ行って、どうせ
苔
(
こけ
)
の下じゃあろうけれど、ぶッつかり放題
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「もう遅いから廓
廻
(
まわり
)
は見合せて直ぐに箕の輪へ行って来ます。」
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
熱心に教えながら、お鶴の姿を左から、右へぐるりと一
廻
(
まわり
)
。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“廻”を含む語句
引廻
廻廊
見廻
輪廻
迂廻
掻廻
廻転
一廻
振廻
手廻
立廻
駈廻
追廻
取廻
巡廻
馬廻
役廻
大迂廻
小取廻
仕廻
...