トップ
>
広土間
>
ひろどま
ふりがな文庫
“
広土間
(
ひろどま
)” の例文
と余り大きくはない声でいったのだが、がらんとした
広土間
(
ひろどま
)
に響いた。しかしそのために塵一ツ動きもせず、何の音もなく
静
(
しずか
)
であった。外にはサアッと雨が降っている。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
雨戸の開けてある、
広土間
(
ひろどま
)
の処で、
円髷
(
まるまげ
)
が古い柱の
艶
(
つや
)
に映った。外は
八重葎
(
やえむぐら
)
で、ずッと崖です。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何故
(
なぜ
)
か
雪枝
(
ゆきえ
)
は
他人
(
たにん
)
を
訪問
(
はうもん
)
に
来
(
き
)
たやうな
心持
(
こゝろもち
)
に
成
(
な
)
つて、うつかり
框際
(
かまちぎは
)
の
広土間
(
ひろどま
)
に
突立
(
つゝた
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
人
(
ひと
)
と
荷
(
に
)
を
分
(
わけ
)
けて
積
(
つ
)
むため、
自動車
(
じどうしや
)
をもう一
台
(
だい
)
たのむ
事
(
こと
)
にして、
幅
(
はゞ
)
十
間
(
けん
)
と
称
(
とな
)
ふる、
規模
(
きぼ
)
の
大
(
おほ
)
きい、
寂
(
さ
)
びた
町
(
まち
)
の
新
(
あたら
)
しい
旅館
(
りよくわん
)
の
玄関前
(
げんくわんまへ
)
、
広土間
(
ひろどま
)
の
卓子
(
テーブル
)
に
向
(
むか
)
つて、一
休
(
やす
)
みして
巻莨
(
まきたばこ
)
を
吹
(
ふ
)
かしながら
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“広”で始まる語句
広
広場
広東
広重
広々
広間
広小路
広野
広漠
広汎