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小腕
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こうで
承まはりしに馬喰町人殺は
別人なる由全く彦兵衞の
所業に非ず然るを家主八右衞門
熟々糺も仕つらず御所刑と致候段
殘念に
存小腕ながらも敵討を
此度のは、
一昨日の
朝から
懸つた
仕事で、ハヤ
其半を
挽いた。
丈四
間半、
小口三
尺まはり
四角な
樟を
眞二つに
割らうとするので、
與吉は十七の
小腕だけれども、
此業には
長けて
居た。
十七の
小腕を以て、我に尋常の勝負を望むとは
殊勝に似て
小癪である。
この
度のは、
一昨日の朝から
懸った仕事で、ハヤその
半を挽いた。
丈四
間半、
小口三
尺まわり四角な
樟を
真二つに割ろうとするので、与吉は十七の
小腕だけれども、この
業には
長けて居た。