“こうで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小腕80.0%
小伎倆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十七の小腕こうでを以て、我に尋常の勝負を望むとは殊勝しゅしょうに似て小癪こしゃくである。
このたびのは、一昨日おとといの朝からかかった仕事で、ハヤそのなかばを挽いた。たけけんはん小口こぐちじゃくまわり四角なくすのき真二まっぷたつに割ろうとするので、与吉は十七の小腕こうでだけれども、このわざにはけて居た。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なまじそれがあつた為に毛をさかぎにされるやうなくるしい目にあつたと思へば、感興に殉じた小伎倆こうで立てが、自分ながらいまいましく、この冊子を見る度にをこな自分を版木に刷り
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)