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小笠原氏
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をがさはらし
ふりがな文庫
“
小笠原氏
(
をがさはらし
)” の例文
「一
枝
(
えだ
)
」と
意
(
い
)
を
得
(
う
)
ると、
小笠原氏
(
をがさはらし
)
の
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
して、
事
(
こと
)
もなげに
頷
(
うなづ
)
くのを
視
(
み
)
て、
折
(
を
)
り
取
(
と
)
る
時
(
とき
)
、
瀬
(
せ
)
の
音
(
おと
)
が
颯
(
さつ
)
と
響
(
ひゞ
)
いた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
天気模様
(
てんきもやう
)
は
如何
(
いかゞ
)
でせうな。」「さあ——」「
降
(
ふ
)
るのは
構
(
かま
)
ひませんがね、その
雷様
(
かみなりさま
)
は——」
小笠原氏
(
をがさはらし
)
は、
幌
(
ほろ
)
なしの
車
(
くるま
)
に、
横
(
よこ
)
ざまに
背筋
(
せすぢ
)
を
捻
(
ね
)
ぢて、
窓
(
まど
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けたやうな
形
(
かたち
)
で
飛
(
と
)
び
飛
(
と
)
び
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
またいつも
影
(
かげ
)
の
形
(
かたち
)
に
添
(
そ
)
ふやうな
小笠原氏
(
をがさはらし
)
のゐなかつたのは、
土地
(
とち
)
の
名物
(
めいぶつ
)
とて、
蕎麦切
(
そばきり
)
を
夕餉
(
ゆふげ
)
の
振舞
(
ふるまひ
)
に、その
用意
(
ようい
)
に
出向
(
でむ
)
いたので、
今頃
(
いまごろ
)
は、
手
(
て
)
を
貸
(
か
)
して
麺棒
(
めんぼう
)
に
腕
(
うで
)
まくりをしてゐやうも
知
(
し
)
れない。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“小笠原氏”の解説
小笠原氏(おがさわらし)は、武家・華族だった日本の氏族。甲斐源氏の出身で甲斐国小笠原に住して小笠原と称する。鎌倉時代には阿波守護、室町時代には信濃守護だった。江戸時代には小倉藩など5つの藩の藩主を世襲した譜代大名家となり、維新後には5家とも華族に列し、旧小倉藩主家は伯爵家、他4家は子爵家となった。通字は、「長」・「貞」・「忠」などである。家紋は三階菱。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
笠
漢検準1級
部首:⽵
11画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
氏
常用漢字
小4
部首:⽒
4画
“小笠原”で始まる語句
小笠原
小笠原流
小笠原島
小笠原図書頭
小笠原左衛門佐
小笠原左近将監
小笠原家
小笠原弾正
小笠原壱岐
小笠原大膳