“をがさはらし”の漢字の書き方と例文
語句割合
小笠原氏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一えだ」とると、小笠原氏をがさはらしかほして、こともなげにうなづくのをて、ときおとさつひゞいた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
天気模様てんきもやう如何いかゞでせうな。」「さあ——」「るのはかまひませんがね、その雷様かみなりさまは——」小笠原氏をがさはらしは、ほろなしのくるまに、よこざまに背筋せすぢぢて、まどこしけたやうなかたち
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
またいつもかげかたちふやうな小笠原氏をがさはらしのゐなかつたのは、土地とち名物めいぶつとて、蕎麦切そばきり夕餉ゆふげ振舞ふるまひに、その用意ようい出向でむいたので、今頃いまごろは、して麺棒めんぼううでまくりをしてゐやうもれない。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)