尊重そんてう)” の例文
ひるがへつて歐米おうべいれば、さすがに母語ぼごくまでもこれを尊重そんてうし、英米えいべいごときはいたるところに母語ぼごりまはしてゐるのである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
だい一は、國民こくみん眞劍しんけん生命せいめい財産ざいさん尊重そんてうするにいたることである。生命せいめい毫毛こうもうよりもかろんじ、財産ざいさん塵芥ぢんかいよりもけがらはしとする時代じだいにおいては、地震ぢしんなどは問題もんだいでない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
地震ぢしん考慮かうりよするやうになつたのは、各個人かくこじん眞劍しんけん生命せいめい財産ざいさん尊重そんてうするやうになり、都市とし發達はつたつ科學思想くわがくしさう普及ふきふしてからのことで、ちかく三百年來ねんらいのこととおもはれる。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
せつねがところは、わが七千餘萬よまん同胞どうはうは、たがひ相警あひいましめて、くまでわが國語こくご尊重そんてうすることである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
しかしながら、ながくわがくに慣用くわんようされた歴史れきしのあるわが國語こくごは、充分じうぶんにこれを尊重そんてうせねばならぬ。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)