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寧
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いっそ
ふりがな文庫
“
寧
(
いっそ
)” の例文
「そうですねえ。
寧
(
いっそ
)
のこと病気にでもなって、死んででもくれればホットするのですが、あれ一人は一度も病気もしませんし……」
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
慥
(
たしか
)
にお辰と見れば又人も
居
(
お
)
らず、四里あるき、五里六里行き、段々遠くなるに連れて迷う事多く、
遂
(
つい
)
には其顔見たくなりて
寧
(
いっそ
)
帰ろうかと
一
(
ひ
)
ト足
後
(
あと
)
へ、ドッコイと一二
町
(
ちょう
)
進む内
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それからね
寧
(
いっそ
)
のこと針仕事の方が宜いかと思って
暫時
(
しばらく
)
局を
欠勤
(
やす
)
んでやって見たのですよ。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
養父
(
ようふ
)
も義弟も菊五郎や栄三郎
寧
(
いっそ
)
寺島父子になって
了
(
しも
)
うた堀川の芝居の此猿廻わしの
切
(
きり
)
にも、菊之助のみは
立派
(
りっぱ
)
な伝兵衛であった。最早彼は此世に居ない。片市も、菊五郎も居ない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そんなに制帽が気に入らないのなら、
寧
(
いっそ
)
の事制服までやめてしまって、背広か何かにしたらよさそうであるが、それは又そう行かない理由がある。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
▼ もっと見る
関
(
かま
)
わず
置
(
おけ
)
ば当世
時花
(
はや
)
らぬ恋の病になるは必定、
如何
(
どう
)
にかして助けてやりたいが、ハテ難物じゃ、それとも
寧
(
いっそ
)
、
経帷子
(
きょうかたびら
)
で
吾家
(
わがや
)
を
出立
(
しゅったつ
)
するようにならぬ内
追払
(
おっぱら
)
おうか、さりとては忍び難し
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それとも
寧
(
いっそ
)
の事、有名な女優か何かの声にでもしたら、ホームの雑音にまぎれず、旅客も耳を澄まして聴くだろう。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
寧
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“寧”を含む語句
寧波
安寧
康寧
常寧殿
悪丁寧
寧王
済寧
丁寧
叮寧
鄭寧
寧日
寧子
寧楽
御丁寧
寧馨児
甘寧
建寧
咸寧
土方寧
寧楽朝
...