“いっそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一層76.7%
16.7%
一鼠6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これだけくれるなら、一層いっそ思い切って、此方こっち強請ねだった通りにして、満足を買えばいいにと云う気も出た。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『そうだ、一層いっそ死んでやろうかしら。純真な男性の感情を弄ぶことが、どんなに危険であるかを、彼女に思い知らせるために。』
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「そうですねえ。いっそのこと病気にでもなって、死んででもくれればホットするのですが、あれ一人は一度も病気もしませんし……」
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それともいっその事、有名な女優か何かの声にでもしたら、ホームの雑音にまぎれず、旅客も耳を澄まして聴くだろう。
大山鳴動して一鼠いっそが飛び出したといったようなときの笑いは理知的であり、校長先生の時ならぬくしゃめが生徒の間に呼び起こす笑いなどには道徳的の色彩がある。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
うしろから馬のつらす清水かな 一鼠いっそ
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)