“ひときは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一際90.5%
一層9.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は斯うして又一つ失策しくじつてしまひました。『手柄をしない平次』の名は、お蔭で又一際ひときは高くなることでせう。
たゞ一際ひときは目立つて此窓から望まれるものと言へば、現に丑松が奉職して居る其小学校の白く塗つた建築物たてものであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
薄紅うすべにをさして居るのが一層ひときはいやらしく見える、が、一更いつこうすましたもので、其だるい京訛きやうなまりを大声で饒舌しやべつて居る
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
思はず傍にあつたグロキシニアの真赤な花を抓みつぶした——鏡の中に一層ひときは強く光つてゐた罪悪の結晶が血のやうに痙攣つりかゞんだ五つの指の間から点々と滲み出る。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)