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寐言
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ねごと
ふりがな文庫
“
寐言
(
ねごと
)” の例文
此方
(
こなた
)
の三人は
吃驚
(
びっくり
)
して顔を見合わせ「オヤ鍋の
寐言
(
ねごと
)
だヨ」と果ては大笑いになる。お政は仰向いて柱時計を
眺
(
なが
)
め
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
『
然
(
さ
)
うさ、
私
(
わたし
)
もこれまで
聞
(
き
)
いたことがない』と
云
(
い
)
つて
海龜
(
うみがめ
)
は、『
妙
(
めう
)
な
寐言
(
ねごと
)
だこと』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
言
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
秩序
(
ちつじよ
)
なく、
寐言
(
ねごと
)
のやうで、
周章
(
あわて
)
て
見
(
み
)
たり、
途切
(
とぎ
)
れて
見
(
み
)
たり、
何
(
なん
)
だか
意味
(
いみ
)
の
解
(
わか
)
らぬことを
言
(
い
)
ふのであるが、
何處
(
どこ
)
かに
又
(
また
)
善良
(
ぜんりやう
)
なる
性質
(
せいしつ
)
が
微
(
ほのか
)
に
聞
(
きこ
)
える、
其言
(
そのことば
)
の
中
(
うち
)
か、
聲
(
こゑ
)
の
中
(
うち
)
かに
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一ツ寝の床に
寐相
(
ねぞう
)
をかまはず
寐言
(
ねごと
)
歯ぎしりに愛想をつかさるるとは知らで、たまたま小言の一も言はるれば、
一図
(
いちず
)
に薄情とわるく気を廻して、これよりいよいよ何かにつけて
悋気
(
りんき
)
の角を現す。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
言
(
い
)
う
所
(
ところ
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
秩序
(
ちつじょ
)
なく、
寐言
(
ねごと
)
のようで、
周章
(
あわて
)
て
見
(
み
)
たり、
途切
(
とぎ
)
れて
見
(
み
)
たり、
何
(
なん
)
だか
意味
(
いみ
)
の
解
(
わか
)
らぬことを
言
(
い
)
うのであるが、どこかにまた
善良
(
ぜんりょう
)
なる
性質
(
せいしつ
)
が
微
(
ほのか
)
に
聞
(
きこ
)
える、その
言
(
ことば
)
の
中
(
うち
)
か、
声
(
こえ
)
の
中
(
うち
)
かに
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“寐”で始まる語句
寐
寐入
寐床
寐衣
寐転
寐息
寐起
寐付
寐覚
寐込