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寐覺
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ねざめ
ふりがな文庫
“
寐覺
(
ねざめ
)” の例文
新字:
寐覚
名下
(
めいか
)
虚士
(
きよし
)
無しなど云へど名のみは當にならぬ世なり木曾道中第一の名所は
寐覺
(
ねざめ
)
の里の
臨川寺
(
りんせんじ
)
と
現
(
うつゝ
)
にも覺え名所圖繪の繪にて
其概略
(
そのあらまし
)
を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
寐覺
(
ねざめ
)
の
床
(
とこ
)
の名はかねて耳に熟せるところ、路傍にその標柱の立てるを認めて、直ちに路をもとめてこれに赴く。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
お
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
を
越
(
こ
)
して
大奧
(
おほおく
)
にも
高
(
たか
)
く、お
約束
(
やくそく
)
の
聟君
(
むこぎみ
)
洋行中
(
やうかうちう
)
にて、
寐覺
(
ねざめ
)
を
寫眞
(
しやしん
)
に
物
(
もの
)
がたる
總領
(
そうりやう
)
の
令孃
(
ひめ
)
さへ、
垣根
(
かきね
)
の
櫻
(
さくら
)
折
(
を
)
れかし
吾助
(
ごすけ
)
、いさヽかの
用事
(
ようじ
)
にて
大層
(
たいそう
)
らしく、
御褒美
(
ごはうび
)
に
賜
(
たま
)
はる
菓子
(
くわし
)
の
花紅葉
(
はなもみぢ
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
知たかぶり岩があつて
溪
(
たに
)
があつて蕎麥が名物是非一日遊ばうぞやと痛む足を引ずりて
上松
(
あげまつ
)
も過ぎしが
頓
(
やが
)
て右手の
草原
(
くさはら
)
の細道に
寐覺
(
ねざめ
)
の
床
(
とこ
)
浦嶋の舊跡と記せし
杭
(
くひ
)
あるを見付けガサゴソと草の細道を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
下物
(
さかな
)
に飮むほどに
空腹
(
すきばら
)
ではあり
大醉
(
おほよひ
)
となり是から一里や二里何の譯はない足が痛ければ轉げても行く
此
(
こゝ
)
さへ此の絶景だものかねて音に聞き繪で惚れて居る
寐覺
(
ねざめ
)
の
臨川寺
(
りんせんじ
)
はどんなで有らう足が痛んで
行倒
(
ゆきだふれ
)
になるとも此の勝地に
葬
(
はうぶ
)
られゝば本望だ出かけやう/\と酒が
云
(
いは
)
する
付元氣
(
つけげんき
)
上松
(
あげまつ
)
から車を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
覺
部首:⾒
20画
“寐”で始まる語句
寐
寐入
寐床
寐衣
寐転
寐息
寐起
寐付
寐覚
寐込