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密談
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みつだん
ふりがな文庫
“
密談
(
みつだん
)” の例文
あとは、駕籠と駕籠を一そう近づけて、耳打ちのように
密談
(
みつだん
)
になったが、そのまま二人は、やがて、
屈託
(
くったく
)
のない笑い声を残して左右に別れた。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
御月番の御老中へ
宛
(
あて
)
急飛
(
きふひ
)
を差立らる
爰
(
こゝ
)
に又天一坊の
旅館
(
りよくわん
)
には山内伊賀亮常樂院赤川大膳藤井左京等
尚
(
なほ
)
も
密談
(
みつだん
)
に及び大坂は
餘程
(
よほど
)
に
富
(
とむ
)
地
(
ち
)
なり此處にて
用金
(
ようきん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「いや、そんなはずはない。たしかにあやしい男と
老婆
(
ろうば
)
とが、
密談
(
みつだん
)
いたしていたのを、
間諜
(
かんちょう
)
の者が見とどけたとある。この上は自身であらためてくれる」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いずれ事成ったのちに相応の賞を与えようと
誓
(
ちか
)
ったのであろうが、ふたりはなおも
密談
(
みつだん
)
数刻ののち、とうとう議一つに決してただちに実行に着手したのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と、
離室
(
はなれ
)
のほうへ
顎
(
あご
)
をさして、そのなかへ
密談
(
みつだん
)
にすがたをかくしてしまった。そして
半刻
(
はんとき
)
ばかりすると、
伊部熊蔵
(
いのべくまぞう
)
、
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
館
(
たち
)
の
外郭
(
そとぐるわ
)
へ
駈
(
か
)
けだしてきて、ピピピピと
山笛
(
やまぶえ
)
を吹いた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
埋め何知ぬ體に居間へ
立戻
(
たちもど
)
り居る所へ三人も歸來り
首尾
(
しゆび
)
よく地獄谷へ突落せし體を
告囁
(
つげさゝや
)
けば天忠は
點頭
(
うなづき
)
て拙僧も各々の留主に斯樣々々に
計
(
はから
)
ひたれば最早
心懸
(
こゝろがか
)
りはなし
然
(
され
)
ばとて
大望
(
たいまう
)
の
密談
(
みつだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ぞ
結
(
むす
)
び五人
頭
(
かしら
)
を差寄て
密談
(
みつだん
)
數刻
(
すこく
)
に及びける伊賀亮申す
樣
(
やう
)
斯樣
(
かやう
)
なる大望を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“密談”の意味
《名詞》
内密な相談。
(出典:Wiktionary)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
談
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
“密”で始まる語句
密
密々
密夫
密着
密告
密偵
密通
密林
密雲
密接