“みつだん”の漢字の書き方と例文
語句割合
密談100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれ事成ったのちに相応の賞を与えようとちかったのであろうが、ふたりはなおも密談みつだん数刻ののち、とうとう議一つに決してただちに実行に着手したのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と、離室はなれのほうへあごをさして、そのなかへ密談みつだんにすがたをかくしてしまった。そして半刻はんときばかりすると、伊部熊蔵いのべくまぞう躑躅つつじさきたち外郭そとぐるわけだしてきて、ピピピピと山笛やまぶえを吹いた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
埋め何知ぬ體に居間へ立戻たちもどり居る所へ三人も歸來り首尾しゆびよく地獄谷へ突落せし體を告囁つげさゝやけば天忠は點頭うなづきて拙僧も各々の留主に斯樣々々にはからひたれば最早心懸こゝろがかりはなしさればとて大望たいまう密談みつだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)