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安直
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あんちよく
ふりがな文庫
“
安直
(
あんちよく
)” の例文
野山
(
のやま
)
に、によき/\、と
言
(
い
)
つて、あの
形
(
かたち
)
を
想
(
おも
)
ふと、
何
(
なん
)
となく
滑稽
(
おど
)
けてきこえて、
大分
(
だいぶ
)
安直
(
あんちよく
)
に
扱
(
あつか
)
ふやうだけれども、
飛
(
と
)
んでもない
事
(
こと
)
、あれでなか/\
凄味
(
すごみ
)
がある。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それは
安直
(
あんちよく
)
に山の空氣を吸ひたいといふ人達の便を計つて、ヂョウシア・ランキン氏が建てたものである。そこの經營は愉快な程
下手
(
へた
)
で、現代風の改良など施さず、萬事古風のまゝである。
水車のある教会
(旧字旧仮名)
/
オー・ヘンリー
(著)
いや、
色氣
(
いろけ
)
どころか、ほんたうに
北山
(
きたやま
)
だ。……
湯
(
ゆ
)
どうふだ。が、
家内
(
かない
)
の
財布
(
さいふ
)
じりに
當
(
あた
)
つて
見
(
み
)
て、
安直
(
あんちよく
)
な
鯛
(
たひ
)
があれば、……
魴鮄
(
はうぼう
)
でもいゝ、……
希
(
こひねがは
)
くは
菽乳羮
(
ちり
)
にしたい。
湯どうふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私
(
わたし
)
は、
安直
(
あんちよく
)
な
卷莨
(
まきたばこ
)
を
吹
(
ふ
)
かしながら、
夜番
(
よばん
)
の
相番
(
あひばん
)
と、おなじ
夜
(
よ
)
の
彌次
(
やじ
)
たちに
此
(
こ
)
の
話
(
はなし
)
をした。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おかゝは、うんと
藤村家
(
ふぢむらや
)
に
驕
(
おご
)
らせて、
此
(
こ
)
の
安直
(
あんちよく
)
なことは、もづくの
比
(
ひ
)
ではない。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“安直”の意味
《名詞》
価格が安いこと。
手軽であること。安易であること。
(出典:Wiktionary)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅