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嬢様
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じょうさま
ふりがな文庫
“
嬢様
(
じょうさま
)” の例文
旧字:
孃樣
お
嬢様
(
じょうさま
)
、おまえさんはお
少
(
ちい
)
さい時分でありましたから、顔も忘れてしまいましたが、今年で丁度十四年
前
(
あと
)
、
私
(
わっち
)
が前橋にくすぶっていた時
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「かの子さんはお
嬢様
(
じょうさま
)
育ちだから
一平
(
いっぺい
)
さんが世話をしないと
他所
(
よそ
)
へ出られないからいつでもついて行って
貰
(
もら
)
って居る。」
家庭愛増進術:――型でなしに
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
根ッから早や
狐
(
きつね
)
でなければ乗せ得そうにもない
奴
(
やつ
)
じゃが、そこはおらが口じゃ、うまく
仲人
(
なこうど
)
して、
二月
(
ふたつき
)
や
三月
(
みつき
)
はお
嬢様
(
じょうさま
)
がご不自由のねえように、
翌日
(
あす
)
はものにしてうんとここへ
担
(
かつ
)
ぎ込みます。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
絵
(
え
)
にあるような
綺麗
(
きれい
)
な、お
嬢様
(
じょうさま
)
に
何
(
なに
)
やかやと
御馳走
(
ごちそう
)
を
頂戴
(
ちょうだい
)
した
挙句
(
あげく
)
、お
化粧直
(
けしょうなお
)
しの
幕
(
まく
)
の
隅
(
すみ
)
で、あたしはお
前
(
まえ
)
に、お
前
(
まえ
)
はあたしに、
互
(
たがい
)
にお
化粧
(
けしょう
)
をしあって、この
子達
(
こたち
)
、もう
小
(
こ
)
十
年
(
ねん
)
も
経
(
た
)
ったなら
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
またたまにはその娘に
逢
(
あ
)
った時、太郎坊があなたにお眼にかかりたいと申しておりました、などと云って
戯
(
たわむ
)
れたり、あの次郎坊が
小生
(
わたくし
)
に対って、早く元のご主人様のお
嬢様
(
じょうさま
)
にお逢い申したいのですが
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
少しのことを
廉
(
かど
)
に取って粂どんが
嬢様
(
じょうさま
)
を殺したなんてえが、
何処
(
どこ
)
までも汝がそんな事を頑張って殺したといわば、
己
(
おら
)
ア
合点
(
がってん
)
しねえだ、粂どんが庭へ来てお嬢様と相談して
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お
嬢様
(
じょうさま
)
。お
気
(
き
)
をお
静
(
しず
)
め
遊
(
あそ
)
ばしまして。……」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「もし、お
嬢様
(
じょうさま
)
。お
危
(
あぶ
)
のうござります」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
嬢
常用漢字
中学
部首:⼥
16画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“嬢”で始まる語句
嬢
嬢子
嬢々
嬢等