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妬
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ねたま
ふりがな文庫
“
妬
(
ねたま
)” の例文
光子
(
みつこ
)
は葉子が先生と一緒に学校へ来るのが
妬
(
ねたま
)
しくてならなかった。その週間も過ぎて、つぎの地理の時間が来た。
先生の顔
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
それがどうも盗人の言葉に、聞き入っているように見えるではないか? おれは
妬
(
ねたま
)
しさに
身悶
(
みもだ
)
えをした。が、盗人はそれからそれへと、巧妙に話を進めている。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此
(
こ
)
の
目
(
め
)
、
此
(
こ
)
の
頬
(
ほゝ
)
、
此
(
こ
)
の
髪
(
かみ
)
、
其処
(
そこ
)
には
未
(
ま
)
だ
昔
(
むかし
)
の
恋
(
こひ
)
の
夢
(
ゆめ
)
が
残
(
のこ
)
つてゐるやうである。
私
(
わたし
)
は一
種
(
しゆ
)
の
美感
(
びかん
)
に
酔
(
ゑは
)
されると
同時
(
どうじ
)
に、
激
(
はげ
)
しい
妬
(
ねたま
)
しさに
胸
(
むね
)
を
毮
(
むし
)
られてゐる。
可愛
(
かあ
)
ゆくもあるが
憎
(
にく
)
くも
思
(
おも
)
つた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
それがどうも
盜人
(
ぬすびと
)
の
言葉
(
ことば
)
に、
聞
(
き
)
き
入
(
い
)
つてゐるやうに
見
(
み
)
えるではないか? おれは
妬
(
ねたま
)
しさに
身悶
(
みもだ
)
えをした。が、
盜人
(
ぬすびと
)
はそれからそれへと、
巧妙
(
かうめう
)
に
話
(
はなし
)
を
進
(
すす
)
めてゐる。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俊助は暖炉の上の鏡を背負って、
印度更紗
(
インドさらさ
)
の帯をしめた初子と大きな体を制服に包んだ野村とが、向い合って立っているのを眺めた時、
刹那
(
せつな
)
の
間
(
あいだ
)
彼等の幸福が
妬
(
ねたま
)
しいような心もちさえした。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
妬
常用漢字
中学
部首:⼥
8画
“妬”を含む語句
嫉妬
嫉妬深
嫉妬心
嫉妬家
妬情
妬心
妬婦
大嫉妬
嫉妬焼
嫉妬男
嫉妬喧嘩
妬忌
嫉妬陣
嫉妬野郎
嫉妬腹
嫉妬紛
嫉妬的
岡妬
物妬
猜疑嫉妬
...