“美感”の読み方と例文
読み方割合
びかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほゝかみ其処そこにはむかしこひゆめのこつてゐるやうである。わたしは一しゆ美感びかんゑはされると同時どうじに、はげしいねたましさにむねむしられてゐる。可愛かあゆくもあるがにくくもおもつた。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
しかし踊り子がいつも左へ傾いた顔をしていたのでは美感びかん上困る。そこで気のつくたびに、ヒョイと首を逆にひねる。この場合、右へは、右へ振ったが振りすぎて人目ひとめを引くようになる。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)