“びかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楣間66.7%
眉間20.0%
美感13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥では燻製の鰊や、蟹の鑵詰の鑵や、シトロン、麦酒の瓶などが、売品として、二、三の卓上に飾り立ててもあった。楣間びかんの即製のビラを見上ると
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
と呼ぶおんなの声に、浪子はぱっちり目を開きつ。入り来るひとを見るより喜色はたちまち眉間びかんに上りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかし踊り子がいつも左へ傾いた顔をしていたのでは美感びかん上困る。そこで気のつくたびに、ヒョイと首を逆にひねる。この場合、右へは、右へ振ったが振りすぎて人目ひとめを引くようになる。
間諜座事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)