天皇すめらみこと)” の例文
皇子みこたち共にこたへていはく、理実ことわり灼然いやちこなり。則ち草壁皇子尊づ進みて盟ひていはく、天神あまつかみ地祇くにつかみ、及び天皇すめらみことあきらめたまへ、おのれ兄弟長幼、あはせて十余のみこおのおの異腹ことはらよりづ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
大君、日の本の若き大君、かんながら朗らけき現人神あらひとがみ。青空やかぎりなき、國土くにつちやゆるぎなき。萬づ世の皇統みすまる皇孫すめみまや天津日繼。ああ我が天皇すめらみこと。大君、道の大君、大稜威。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ここを以ちて仁岐ににぎの命、初めて高千たかちたけあも神倭かむやまと天皇すめらみこと、秋津島に經歴したまひき。化熊川より出でて、天の劒を高倉に獲、生尾こみちさへきりて、大き烏吉野に導きき。
日本の国の中では天皇すめらみこと御一人に対し奉りてのほかは、色代しきだいを捧ぐる必要のない、御血統に生れ給うたお方ではないかと思われるほど、それほど自然に、この貴公子の尊大な言語挙動が
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また或時、天皇すめらみこと遊行しつつ美和河に到りませる時に河の辺に衣洗ふ童女あり、其容姿甚だかりき。天皇その童女に、汝は誰が子ぞと問はしければ、おのが名は引田部の赤猪子あかゐことまをすと答白まをしき。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
大君、日の本の若き大君、かんながら朗らけき現人神あらひとがみ。青空やかぎりなき、国土くにつちやゆるぎなき。万づ世の皇統みすまる皇孫すめみまや天津日継。ああ我が天皇すめらみこと。大君、道の大君、大稜威。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かれここを以ちて今に至るまで、天皇すめらみことたちの御命長くまさざるなり。
天業てんげふ恢弘くわいこう黎明しののめ、鎭みに鎭む底つ岩根いはねの上に宮柱みやばしらふとしき立てた橿原かしはら高御座たかみくらを、人皇第一代神倭磐余彦かむやまといはれひこ天皇すめらみことを、ああ、大和やまとは國のまほろば、とりよろふ青垣あをがきとびは舞ひ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
かんながら朗らけき現人神あらひとがみ。青空やかぎりなき。国土くにつちやゆるぎなき。万づ世の皇統みすまる皇孫すめみまや天津日継。ああ、我が天皇すめらみこと。大君。道の大君。大稜威。今こそは依り立たせ、けふこそは照り立たせ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かくらし、かくしき天皇すめらみこと
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いざ起たせ天皇すめらみこと
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いざ起たせ天皇すめらみこと
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)